SNSで伝える、宿の世界観
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- 2025.05.13
近年は宿泊施設を探す際、OTAだけでなく、InstagramなどのSNSから第一印象を得る人が増えてきました。
特に【若年層向け】【都市型】【体験重視】の宿では、SNSの運用次第で集客に差が出ています。
しかし「とりあえず投稿しているけど効果が見えない」「フォロワーが増えない」と感じている
施設様も多いのではないでしょうか?
実は、SNSを訪れるユーザーは ”一般的な施設情報以上の何か” を求めてやってきます。

◯ ハイクオリティな写真での“追体験”
◯ ブランドの姿勢や世界観
◯ 投稿から感じる季節感や人柄
◯ 宿泊者やインフルエンサーのリアルな反応 など
これらがそろっていると、「ここに泊まってみたい」という感情が自然に芽生えます。
今回はInstagram中心に、どうすればSNSで信用を得るブランドになれるか?を紐解いていきます。
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Index
|1. SNSでユーザーが見る順番とチェックポイント
|2. 運用側はどうすれば良いか
|3. ”泊まる前に確かめたい”だけ
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1. SNSでユーザーが見る順番とチェックポイント
ユーザーはSNSにたどり着くと、まず次のような流れで情報を見ていきます。
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① 公式アカウントかどうか
② フォロワー数
③ 全体の投稿トーン
④ 最新または固定投稿
⑤ 個別投稿の内容
⑥ 更新頻度
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1.公式アカウントかどうか
→ 高画質なロゴやプロフィールの整備など、基本情報の信頼性を確認。
2.フォロワー数
→ 一定数以上のフォロワー(目安:1,000人~)がいると、第三者からの支持があると判断されやすい。
3.全体の投稿トーン
→ 世界観・写真の雰囲気・投稿の整い具合をざっと俯瞰。
4.最新または固定投稿
→ 近況やユーザーに役立つ情報が更新されているかをチェック。
5.個別投稿の内容
→ いくつか遡って読み、温度感・方向性・ブランド性を感じ取る。たいていは最新から上3つ程度。
6.更新頻度
→ おざなりな印象があると信頼性が下がる。特にイベント・休館情報の周知は必須。
2. 運用側はどうすれば良いか
SNSをただの情報発信ツールとして使うのではなく
“体験の疑似確認”と“信頼づくり”の場として意識すると、反応は変わってきます。
何故ならブランド体験は既にSNSから始まっているからです。

たとえば
◎地元の魅力や四季の様子を伝える投稿
◎スタッフの日常や裏側を紹介して温かみを演出
◎インフルエンサーや宿泊者の声を固定投稿で紹介
◎トーンを統一し、投稿全体でブランドストーリーを表現
また、フォロワーを早めに増やしたい場合は
広告出稿や地元インフルエンサーとのコラボも効果的です。
信頼されるための“数の土台”をつくっておくことも、見られるSNSに育てる近道のひとつです。
ブランドは、まずユーザーに認知されなければ始まりません。
3. ”泊まる前に確かめたい”だけ
SNSは予約につながる接点であると同時に、
ユーザーにとっては「事前にブランドとの相性を確かめる場所」です。
「心から泊まりたいと思える施設のSNSになっているか?」という視点で
一度、自施設の投稿を見直してみてください。
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SNS投稿チェックリスト
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□ 投稿にコンセプトがにじんでいるか?
□ 情報だけでなく、温度感や人柄が伝わるか?
□ 季節感や地域性が見える工夫があるか?

弊社では、グループ会社のSNS事業部と連携して
ブランディングのコンセプト設計からSNSの投稿運用まで幅広いサポートが可能です。
もし「どう改善すべきか迷っている」という方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。