ケーススタディ2

2022.06.16

/ ブランディング事例

今回ご紹介する事例は佐賀県嬉野温泉にある老舗旅館、初音壮さまのキッズルームです。
九州で1番子ども連れに愛される宿」をコンセプトに、従来の家族向けの宿からより子ども連れに楽しんでいただける宿へと発展させるため
キッズコーナーのリニューアルの提案~施工まで携わらせていただきました。

施工前の館内を拝見してみると、子どものために用意されたキッズスペースはわずか4畳。
おもちゃを並べて退屈しないようにしたり畳を敷いて安全に気を遣ってはいるものの、どこか寂しい印象がありました。

そこでプライムブランディングデザインは「九州で1番子ども連れに愛される宿」のコンセプトの柱として
キッズコーナーのリニューアルを打ち出しました。

とにかく初音壮では子どもが楽しむことが最優先。
リニューアル後のキッズコーナー「ちいさなえほんのもり」では、これまで待合室だったスペースを活用して面積を拡大し
幅広い年齢層の子どもに対応可能な広くて明るい遊び場を用意しました。
動物が集う森の子ども図書館がコンセプトになっており、木のあたたかみを生かしたカラフルなデザインで統一されています。
見て楽しい、遊んで楽しい空間です。

 

ここにある本はすべて自由に手に取れるだけでなく、泊まる部屋に持ち帰って読むこともできるため
キッズスペースが閉まった後も部屋で読み聞かせをすることが可能です。

 
フォトジェニックな壁の前では記念写真を撮るだけでなく、壁に隠れている動物を探したり、身長を図ったりと
親子が一緒になって楽しめる工夫をくまなく施しています。

 

キッズコーナーの中には、おもちゃや本を集めたプレイスペース以外に乳児用のベビースペースを設置しており
子どもの年齢に応じた遊び方を選ぶことができます
また、お食事時には大人よりも先に食べ終わった子どもを対象に、キッズコーナーでイベントを開催することもあります。
スタッフがキッズコーナーで子どもを預る間、両親は周りを気にせずゆっくりお食事を楽しめるため
子どもも大人も気持ちよく滞在することができます。

リニューアル後は子ども連れのお客様から好評の声をいただく機会が増えたとのことで、SNSでの知名度も少しずつ上がっています。
自施設の強みを生かすにはまず具体的なコンセプトを定め、何を最優先すべきなのか、スタッフ間で常に共有することが重要です。

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