嬉野温泉 旅館初音荘|リブランディングプロジェクト
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嬉野温泉の老舗旅館を
「子ども連れに愛される宿」へ
佐賀県嬉野温泉にある老舗旅館「初音荘」のリブランディングにあたり、コンセプト策定から施設リニューアル、ロゴマークの刷新、新たなサービスの導入までをトータルでプロデュースしました。
ISSUE
課題
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01
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新幹線駅開業により市場環境が変化し、より強い差別化が必要に
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02
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施設が老朽化し改修が必要に
日本三大美肌の湯として多くの人が訪れる、佐賀県嬉野温泉。
大小50軒近くの旅館・ホテルが並ぶこの温泉街の至近に西九州新幹線の駅が開業することとなり、福岡都市圏を中心に新たな集客が期待出来る中、エリア内に新規開業する施設が増えてきたこと、また施設が老朽化し改修が必要となってきていたことから、旅館初音荘では改修をきっかけとした他旅館・ホテルとのより強い差別化を検討していました。
APPROACH
取り組み・アプローチ
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01
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リサーチと施設のポテンシャルを掛け合わせた、特徴的なポジショニングの策定
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02
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コンセプトを体現するためのクリエイティブと仕掛けの提案
市場環境をリサーチする中で、嬉野温泉のエリア内には子ども連れがゆっくりと過ごせるような旅館が少ないということが見えてきました。一方リニューアル前の初音荘は畳敷きの大浴場を特徴の一つとしていましたが、これは万が一子供が浴室内で転んでも安全性が高い仕様であり、元々初音荘は"子どもに優しい"というポテンシャルを持っていると考え、「九州で一番子ども連れに愛される宿」というコンセプトを策定。この言葉を軸に、施設全体のビジュアルやサービスを構築していきました。
RESULT
成果
- ・コンセプトを反映した仕掛けと空間でメディア露出が大きく増加
- ・ターゲットの絞り込みで集客効率や顧客満足度が大幅に向上
- ・稼働率が改善し次の施設改修が可能に
明確なコンセプトを設定しそれをアウトプットへと昇華したことにより、施設認知度が大きく向上。集客と顧客満足度アップに繋がりました。見た目にもコンセプトが伝わる空間デザインや独自性のあるサービスにより、旅行雑誌をはじめ子育て関連のウェブメディアからの取材依頼なども増え、旅館で働くスタッフのモチベーションのアップにも寄与しました。これらの取り組みを通じて稼働率が改善したことにより、施設の新たなリニューアルも可能となり、初音荘はより魅力的な旅館へと進化を続けています。
WORK 01 / コンセプト設計
市場のリサーチや施設ポテンシャルを踏まえ「九州で一番子ども連れに愛される宿」という施設コンセプトを設定しました。このコンセプトは、リブランディングにあたってのデザイン、サービス構築の軸になると同時に、施設で働くスタッフの目指す目標としても効果的に作用することを意図しています。
WORK 02 / 空間デザイン
施設の新たなコンセプトを象徴的な形で具現化した、フォトジェニックなキッズルーム「ちいさなえほんのもり」をはじめ、客室空間やエントランス空間においても一目見ただけで初音荘のコンセプトが伝わるよう、総合的な空間デザインディレクションを行いました。
WORK 03 / ロゴデザイン・VI設計
ロゴマークはお客様への「愛」が溢れる施設に、という意味を込めて、初音荘の「はつ」の字をハートを連想させる形状で表現しています。またお子様ファーストの旅館であることから、やさしさや温かみも感じていただけるよう、角のない柔らかいデザインとしました。ブランドカラーには「若草色」を採用。この色には「若さ・生命力・未熟さ・新しい・希望」といった意味を込めています。
WORK 04 / サービスブランディング
宿泊したお子様が“はじめてのおかいもの”を体験できる、初音荘お子様専用通貨「Hatsu-co」や、お好きな離乳食が選べる「離乳食バイキング」、お子様がスタッフにありがとうを伝える「さんきゅーちっぷ」など、ホテルのコンセプトを反映した様々なサービスをご提案。アウトプットのクリエイティブまでをトータルでサポートしています。
WORK 05 / キャラクターデザイン
初音荘オリジナルキャラクターの「はつこちゃん」は、館内の備品やPOP、ウェブサイトなどで多面的に展開することで初音荘らしい世界観をわかりやすく発信すると同時に、館内での行動の目印や動線を示すアイコンとしての役割も持たせることを狙って制作しました。あえて可愛過ぎないバランスのデザインとすることで、世代を超えて愛してもらえる存在になることを目指しています。